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日本のファッションIPは世界で戦えるのか?「お金を積む」より「徳を積む」ブランド戦略

徳を積むブランド戦略を象徴するハートと札束の比較イメージ

この記事でわかること

・日本のファッションIP ** が世界で生き残るための課題
・欧米ラグジュアリーブランドのLTV購買モデルへの違和感
・「お金を積む」から「徳を積む」ブランド戦略への転換

** ファッションIPとは、ブランドの世界観・デザイン・哲学・物語性・顧客体験などが知的財産として価値を持ち、継続的なビジネス資産になるもの。

日本のファションIPには以下のようなブランドがある。

・COMME des GARÇONS
・ISSEY MIYAKE
・Yohji Yamamoto
・sacai

当協会が「メンズファッション協会」に参加している理由

一般社団法人
国際エンパワーカラー協会
代表理事として、
日本メンズファッション協会の
第100回総会に参加してきました。

当協会の男性顧客比率は34%と、
パーソナルカラー診断業界では
異例の高さです。

その理由は、当協会が提供する
デジカラ診断®(デジタルカラー診断)の
特性にあると考えています。

  • オンラインで完結するため、
    忙しい男性でも物理的、
    心理的に受診しやすい
  • 結果が数値、データで可視化されるため、
    感覚より論理を好む男性にも
    受け入れられやすい
  • 可視化された結果
    企業研修でも活用しやすく、
    法人案件にも発展しやすい
  • 特許取得済みという
    客観的な信頼性がある

こうした特性が男性顧客との
親和性を生んでいることもあり、
男性ファッションの振興と
社会貢献活動に力を入れる
日本メンズファッション協会の
理念に共鳴し、参加に至っています。

日本メンズファッション協会理事

経産省が取り組む「グローバルファッションIP創出プログラム」

総会後の勉強会では、
経済産業省の
商務情報政策局
文化創造産業課

文化創造産業
海外需要開拓室長

荻野洋平氏による
講演が行われました。

テーマは
「日本の知財、コンテンツが
世界で生き残るための戦略」
といったような内容でした。

ファッション分野も
例外ではありません。

世界に通用するファッションIPを作り、
一代限りで終わらせず、
永続するビジネススキームを
どう構築するか。
これは今、日本のファッション産業が
直面している最重要課題のひとつです。

商務情報政策局文化創造産業課の講演タイトル

巨大コングロマリットが支配するファッション業界の現実

欧米の高級ブランドは、
潤沢な資金を背景に
莫大な広告費を投じることで、
ブランドの存続を維持してきました。

長年にわたり
「ブランド価値を守るためなら
大量廃棄も辞さない」
という慣行が続いていましたが、
2019年にフランスが
廃棄禁止方針を発表。

翌2020年には
「反廃棄・循環経済法(AGEC法)」
が成立し、ようやく
転換点を迎えています。

また、高級ブランドの
販売スキームにも
批判の声が出始めています。

限定生産による希少性の演出
+LTV(顧客生涯価値)
による購買優先順位づけ


—— つまり「そのブランドに
一番多くお金を使った人ほど、
欲しい商品を優先的に買える」
という仕組みは、
ビジネス戦略として有効である一方、
俯瞰すると、違和感を感じる方も
少なくないのではないでしょうか。

この例で有名なのが、
エルメス社のバッグ、バーキンです。
全世界で限られた個数しか生産せず、
しかも、その流通数や型など
詳細は明かされていません。

より多くの購買記録を持つ顧客のみが
ブランドに選ばれて購入できる、という、
消費者とブランドの
立場が逆転する事態が起こっています。

日本ならではのIP強化戦略——「徳を積んだ人だけが買える」という発想

そんな海外ブランドの現状と、
講演を重ね合わせて聴いていたら、
あるアイデアが閃きました。

「お金を積んだ人だけが買える」から、
「徳を積んだ人だけが買える」へ。

徳を積むブランド戦略を象徴するハートと札束の比較イメージ

これこそが、日本ならではの
ブランドIP強化の
方向性ではないかと思うのです。

「徳」の定義は多様です。
たとえば——

  • 社会貢献活動への参加
  • 環境・サステナビリティへの
    実践的なコミットメント
  • 地域コミュニティや
    文化継承への関与
  • 誠実な人間関係や
    行動の積み重ね
  • 文化財保護に寄付した人
  • 地域産業を応援した人
  • 環境負荷の少ない消費行動を続けた人
  • 職人技術の継承活動に参加した人

これを購買資格や
優先権と結びつける仕組みは、
「概念を形にする」という点では
難しさも伴います。

しかし、ブランドが、
お金を積んだら買える
物質的豊かさの象徴
として誇示するためのもの
ではなく、
徳を積んだら買える
精神的・社会的価値観の表明になる。
という方向性は、
日本の美意識や倫理観とも
深く共鳴し、また世界中に、
そうした価値観を広める
きっかけになると思うのです。

まとめ:日本から世界を良くするアクションを

今回の総会は、
ファッション業界の現状と未来を
改めて考える機会になりました。

日本メンズファッション協会第100回総会資料

私は元々、イタリアで
ファッションバイヤーとして
働いていました。

当時は、イタリアやフランスで
商品を買い付け、日本と、
支社があった香港に
輸出する仕事をしていました。

そのため、「素敵なモノ」を見ると
広めたくなる
という性質で、
ついつい「どうしたらこの魅力を、
より多くの方に
わかってもらえるだろうか?」

と考えてしまうのです。

日本のファッションIPを作り、
さらにビジネス✖️社会貢献の
理想的な方法として、

「徳を積んだ人に選ばれるブランド」

として育てていく。

——そんな新しいビジネスの仕組みを
日本から世界に発信できたら。


講演を聴いて、
突然湧いたこのアイデアに、
ワクワクした気持が
抑えられませんでした。

“人類が向かうべき
新しい価値観を日本から世界へ”


このアイデアをぜひ
形にしたいと思います。

まとめ

日本のファッションIPが世界で戦うためには、
単に「良いものを作る」だけではなく、
日本独自の思想や美意識
“価値” として伝えていく必要があります。

大量消費や購買額だけが
評価される時代に違和感を抱く人も、
これからさらに増えていくでしょう。

だからこそ今後は、
「どれだけお金を積んだか」ではなく、
「どんな生き方や価値観を積み重ねてきたか」
に共感が集まる時代になるのかもしれません。

私は、日本には “徳を積むブランド”
という新しいラグジュアリー
生み出せる可能性があると感じています。

FAQ

Q. ファッションIPとは何ですか?
A. ブランドの世界観、哲学、デザイン、物語性などが資産化されたものです。単なる商品ではなく、継続的に価値を生み出す知的財産として機能します。

Q. 「徳を積んだ人が買える」とはどういう意味ですか?

A. 単に多く買い、多くお金を使った人ではなく、社会貢献・文化継承・環境への配慮など価値ある行動を重ねた方に購買機会を与えるという考え方です。LTVに代わる、精神的・社会的な「顧客の質」を評価軸にするブランド戦略のひとつの方向性といえます。

Q. デジカラ診断®とは何ですか?

A. 国際エンパワーカラー協会が特許を取得したデジタルカラー診断システムです。オンラインで完結し、結果を数値・データで可視化できるため、男性や法人にも受け入れられやすい特性があります。

一般社団法人国際エンパワーカラー協会

外見戦略・色彩・AIをテーマに、美意識と人生を研究・発信しています。

この記事を書いた人

内藤弘子
国際エンパワーカラー協会 代表理事。
特許取得「デジタルカラー診断」開発者として、外見戦略・色彩・AIを融合した研究と発信を行っている。

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