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デジカラ診断より先にすべきこと|デジカラアナリストが教えるファッションの優先順位

デジカラ診断・ビジュアルコンサルティングの
プロである私が、大学進学で巣立つ娘に
最初に教えたのは、オシャレのコツでも
似合う色でもありませんでした。
それは、「服のお手入れ方法」です。

フィレンツェで買った革ジャンを娘に譲り、磨き方を教えました

娘の荷物に、ブラシと毛玉取りを入れた理由

春、娘が寮生活をスタートさせるにあたって、
私が準備したのは、革の磨き方、
毛玉の正しい扱い方、ブラシの使い方——
一通りのお手入れ道具と、
その使い方の”特訓”でした。

おしゃれな服を着ることは、心が弾む体験です。
でも、その服を丁寧に手入れする時間もまた、
静かに心が豊かになるひとときだと、
私は思っています。

繊維に優しい馬毛ブラシ

たくさん持つより、大切に扱う

今は昔と比べて、衣服がとても手軽に
手に入る時代です。
でも私は娘に、こう伝えました。

  • 服をたくさん持つより
  • 似合う色を知るより
  • 最先端のブランドを知るより

まず、物を大切にすることを覚えてほしい、と。

クリーナーは、左右どちらでも方向を変えられて、ごみ取りもできる優れもの

私が娘にデジカラ診断をしない理由

実は私には、18歳以下の方には
診断を行わないというポリシーがあります。

できれば20代にも
お勧めしたくないくらいです。

もちろん娘も例外ではなく、未だに
デジカラ診断もビジュアルコンサルティングも
受けさせていません。
(本人が望めばしてもいいのですが、
受験で忙しくて時期を逸しています。)

18歳以下の方に診断をしない理由は、
三つあります。

① 若さそのものが、最大の魅力だから
診断などなくても、若いうちは
存分にオシャレを楽しめます。
その時期に、自由に、のびのびと
楽しんでほしいのです。

② 失敗もまた、オシャレの経験値だから
似合わない服を着て、数年後に
「あの頃の私、ちょっと痛かったな」
と笑える経験は、
ファッション感度を確実に育てます。

③ 失敗する権利は、子ども自身のものだから
大人が先回りして正解を与えることは、
子どもから「試行錯誤する権利」を
奪ってしまうことにもなる。
私はそう考えています。
大人がその権利を奪ってはいけない——
これが、一番大きな理由かもしれません。

「診断」よりも大切なこと

きちんと手入れをして、
心を込めて大切にされてきた服には、
なんとも言えない格別のオーラがあります。

「診断」を仕事にしている私が言うのも
少し変かもしれませんが、そのオーラをまとうことは、
診断による「似合う」という安心感をまとうよりも、
もっと本質的なことだと感じています。

私が17年かけて大切に育てた革ジャンを、これからは娘が育ててくれるでしょう

クローゼットを開けて、一着だけ、丁寧にお手入れしてみませんか?

これから新しい環境に進む方も多いと思います。

そのスタートに、
新しい服を買うのも素敵です。

でももしよければ、
今持っている服を一度、丁寧に整えてみてください。

・ブラシをかける
・シワを伸ばす
・靴を磨く

その時間は、
きっとあなた自身の心も整えてくれます。

娘に毛玉取りを譲ったので(左)、私は新しくPanasonicの毛玉取り(右)を購入しました

そして、
その服を纏ったとき、
いつもとは違う自分に気づくはずです。

新しい生活は、ぜひ
丁寧にお手入れされた服で
スタートしてみてくださいね!

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