🎙️音声配信
「外見哲学ラジオ|ヒロコの本音」第17回
今回のテーマは、
「着物の配色から学ぶ、色を楽しむ力」です。
毎週金曜日21時配信。
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この記事でわかること
- 着物の印象が「色の選び方」で決まる理由
- 帯ひとつで着物の雰囲気が変わる仕組み
- 同系色コーデが流行する3つの理由と、
日本の伝統的な配色の違い - 着物が「贅沢」ではなく
合理的な装いである理由 - 今日からできる、配色上手になる2つの方法
「洋風」なイメージの私が、
着物と「和」を愛する理由
私はよく
「洋風なイメージですね」と言われます。
けれど本当は、着物や和食器など、
「和」のものが大好きです。
甥の結婚式に着物で出席するのを機に、
今回は着物の色選びについて
お話しします。
着物は形が同じだからこそ、
色の選び方が印象を決める
着物は洋服と違い、
基本の形がほぼ決まっています。
袖の形も衿の合わせ方も、みな同じです。
デザインで個性を出す余地が少ないぶん、
色の選び方が、そのまま
着る人の印象になります。
そして同じ着物でも、帯を変えるだけで
まったく違う雰囲気になります。
淡い着物に淡い帯なら、やさしく上品に。
濃い色の帯を締めれば、
一気に引き締まって華やかに。
帯一本で、まるで別の着物のようです。
同系色コーデが流行する理由と、
日本の伝統的な着物の配色
最近は、着物と帯を同系色でまとめる
コーディネートが流行しています。
これはこれで、とても素敵です。
けれど日本の伝統的な色合わせは、
着物と帯の色に
コントラストをつける方法でした。
では、なぜ同系色が
好まれるのでしょうか。
理由として、次の3つが考えられます。
- 配色を考えずに済み、
ワンピース感覚で楽だから - ただでさえ目立つ着物姿を、
洋服の中で浮かせたくないから - 普段の服がベーシックカラー中心で、
色と色を合わせることに
抵抗があるから
どれもよくわかる理由です。
ただ、着物ならではの配色の楽しみを
手放してしまうのは、
少しもったいないとも感じます。
着物は高い?
実は長く楽しめる合理的な装い
着物は決して安いものではありません。
けれど形の流行がないため、
何年たっても着られます。
帯や小物を変えれば雰囲気が変わり、
一枚で何通りもの楽しみ方ができます。
実は私は、式服を持っていません。
娘の学校行事には、
すべて着物で出席してきました。
毎回そのための服を買うよりも、
かえってお金がかからなかったのです。
黒ばかりの街で取り戻したい、
日本人の色使いの感性
冬の東京、JRの駅を見渡すと、
99%の人が黒を着ているのでは、
と思うほどです。
黒は、きちんと見えて失敗しない
安心な色です。
けれど本来、日本人は色使いの達人でした。
平安時代には、重ねた着物の
色の組み合わせで季節を表す
「襲(かさね)の色目」という
文化もありました。
色と色を合わせて楽しむ感性は、
もともと私たちの中にあるのですから
もっと色を楽しみたいですね。
日本画・浮世絵と売り場で磨く、
色の選び方と配色のセンス
配色の感性を育てるのに、
特別な道具はいりません。
まずは、日本画や浮世絵を
見てみてください。
描かれた着物に注目すると、
色の合わせ方のヒントが
たくさん見つかります。
思いがけない大胆な組み合わせに、
驚くかもしれません。
画集やインターネットでも十分です。
また、色のある服を着た日は、
売り場でその服に合う色を
こっそり探してみてください。
ストールでもバッグでも、
見るだけで構いません。
その小さな実践が、
配色上手への第一歩です。
まとめ
- 着物は形が同じだからこそ、
色の選び方が印象を決める - 同じ着物でも、帯を変えるだけで
まったく違う雰囲気になる - 日本の伝統的な配色は、
着物と帯にコントラストをつける方法 - 着物は形の流行がなく、帯や小物で
長く多様に楽しめる合理的な装い - 日本画・浮世絵や売り場での実践で、
配色の感性は誰でも磨ける
よくある質問
Q. 着物と帯は同系色と
反対色、どちらで合わせるべき?
A. どちらも素敵ですが、日本の伝統的な
配色は、着物と帯にコントラストを
つける方法でした。
同じ着物でも帯の色を変えると、
印象が大きく変わります。
Q. 着物は高価ですが、
持つ価値はありますか?
A. 着物には形の流行がないため、
長く着られます。
帯や小物で雰囲気を変えられるので、
行事のたびに服を買うより、
かえって経済的な場合もあります。
Q. 配色が苦手です。
色の選び方はどう練習すればいい?
A. 日本画や浮世絵の着物の配色を
見ることから始めてみてください。
売り場で、手持ちの服に合う色を
探してみるのもおすすめです。
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